事故物件の「オバケ調査」は業界の救世主になるか 一晩泊まり込んで部屋に異常がないかを調査

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では、これだけの調査をすると、費用はいくらになるのだろう?

児玉さんによると、日本ではだれもやったことがないサービスで、知名度もないので、いくらなら出せるかを考えて、調査費用を5万円(消費税別)に設定した。

これだけ時間と手間をかけるので、「5万円ではあまり儲けが出ないのではないか」と聞くと、今はスタートアップ価格の設定なので、2024年10月から費用改訂をする予定だという。

オバケを逆手に、ユニークなビジネスモデル

オバケ調査や調査報告書の作成だけでは、なかなか利益が出ないのではないかと疑問に思ったが、カチモードではかなりユニークなビジネスモデルを採っている。

業務内容の図
(画像:「カチモード」のホームページより)
オバケ調査の流れ
(画像:「カチモード」のホームページより)

カチモードでは、事故物件に関する幅広いサービスを提供しているほか、運用に関するサービスも用意している。オバケ調査の5万円+消費税で終了する場合もあるが、懸賞金付きの部屋として運用するコンサルタントの契約をすることもできる。

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