スマホの「パスワード忘れ」から解放される日 秋公開の新OSでiPhoneのパスワード管理が変わる
登録されているメールアドレスでパスワードを再発行するたびに、「1年以内に使われたパスワードは使えません」などと言われ、パスワードを変更しているうちに、いよいよ何が何だかわからなくなってしまう……。
パスワードジェネレーターを使ってパスワードを生成する手もあるが、長くて複雑なパスワードほど、書き写し時にミスが発生したりして、またログインできなくなる可能性が高まる。2段階認証も同様だ。強固なことは重要だが、海外にいてSMSを受信できなかったりすると、これまた詰む。
「誰だよ、パスワードなんて仕組みを作ったのは?」「人類はパスワードよりマシな仕組みを作れないのか?」などと愚痴りたくなる気持ちもよくわかる。少なくとも30年前にはパスワードや暗証番号で、こんなに苦労することはなかったと思う。詐欺師や悪質なハッカー(クラッカー)が頑張ってくれたおかげで、企業はかくも高い防壁を築いてしまった。
安全にパスワード管理をする方法は?
安全に管理する方法はいくつかある。
まず、パスワード生成アプリで作った複雑なパスワードを書き写し、暗号化して保存すること。ただし、いちいち解凍してパスワードを探すのが面倒ではある。
意外に紙に書いておくのも悪くない方法だ。以前はパスワードを付箋に書いてパソコンに貼り付けている高齢者の方を笑っていたが、ネットにつながったパソコンにあるほうが何十倍も危険。電子的にはハッキングされようのない『紙』というのもひとつの手だ。ただし、その紙を持ち歩くのは推奨できないので、パソコンやスマホは自宅で使うのみ……というような人しか使えない手といえる。
パスワードが多くなく、自宅にいることが多い高齢者の方などは、文具王が監修しているパスワード管理ノート『ケルベロス』などを使ってみるのもいいかもしれない。
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