相次ぐ40℃超え「この暑さ、いつまで続くのか?」 「過去最も暑い夏になるかもしれない」理由とは

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7月29日は、日本の南にある太平洋高気圧の勢力が強く、上空に暖気が流れ込み、各地で気温が高くなりました。

特に関東で気温が上がったのには、もう1つ理由があります。それは、フェーン現象です。風は等圧線(図の白線)に沿って吹くので、この日は北西風でした。関東は、北西風のときにフェーン現象が発生します。

【②7月29日の天気図】出典:weathermap

フェーン現象とは、山を越えた暑い風が吹き下ろし、風下側で気温が上がることです。山との位置関係によって、どの風向きでフェーン現象になるかは異なります。

例えば、今年7月7日は静岡で最高気温40.0℃になりましたが、静岡は西風のときに暑くなります。

今年の暑さは長く続く?

今年は7月上旬から猛烈な暑さに見舞われ、日本は1898年の統計開始以来、7月としては最も気温が高くなりました。記録的な暑さとなった昨年7月は平年より1.91℃高かったですが、今年7月は平年より2.16℃高く、昨年を超えたのです。

【③日本の7月平均気温平年差】出典:気象庁HP

そして、この先も暑さが続きそうなので、フェーン現象が重なれば、最高気温40度以上が観測されてもおかしくありません。

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