気になる商品を見つけたら、ワンクリックでレシピを検索できるのは、忙しいビジネスパーソンにとってもありがたい存在です。店舗によっては単品の特売情報だけでなく独自のキャンペーンやクーポンなども紹介されており、売り場とユーザーを結ぶ新たなコミュニケーションツールとして期待されています。
現代版の折り込みチラシ、「特売情報」の開発背景
この「特売情報」のサービスが開発された背景には、新聞の購読者が減ったことでお得な情報を知らせる折り込みチラシの効果が薄くなってきたことが挙げられます。
近年では、50代以上でも半数がスマホを所持しており、クックパッドのユーザーの半数以上がスマホでサービスを利用しています。ネットを活用した「特売情報」の場合、折り込みチラシと違って印刷代もかからず、店舗ごとに個別で最新の情報を流すことが可能です。
小売業にとっては、今までチラシを見ていなかったユーザーや、来店頻度が低いユーザーにも「特売情報」を掲載することで、集客力アップにつなげることができます。
これまでクックパッドの「特売情報」は食品スーパーの情報が中心でしたが、今年はドラッグストアやホームセンター、クリーニング、地域の食品を扱う小売店など、スーパーマーケット以外の業態でのサービス拡大に努めています。
筆者が以前の連載記事「ドラッグストアは、なぜ食品だらけなのか」でも紹介したように、ドラッグストアをスーパー代わりに使う消費者はかなり多くなっています。すでにサンドラッグやココカラファイン、キリン堂などドラッグストアの有力ストアチェーンも、クックパッドの「特売情報」を活用しています。
ドラッグストアを含め、サービスを利用する業態が拡大したことで、最近では食材だけでなく日用品なども「特売情報」に掲載されるようになっています。単にレシピを検索するだけではもったいない。「特売情報」を活用すれば、料理づくりはもちろん、日々の買い物もお得になるでしょう。
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