午前中は「ガッツリ仕事」を避けて過ごすべし 朝の「ゴールデンタイム」に本当にすべきこと

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午前中に仕事をやれば捗るし、考え事をすればいいアイデアが思いつきます。大事な仕事をやっておけば、すぐに成果が上がってくれるかもしれません。しかし僕は、この「ゴールデンタイム」をそういう目的のはっきりした仕事に使うことが「もったいない」と感じているんです。

というのも、人と話したり、たくさん原稿を書いたり、調べ物をするといった〈目的のはっきりした仕事〉というのは、実は午後でも、夜でもできなくはないからです。

でも、自分が思いもよらない「新しいもの」を自分の中に招き入れる、その準備をするのは朝、午前中の数時間でないとなかなか難しいのです。

心身の感受性が解放される「ゴールデンタイム」である朝に、僕がやっていること。それは一言で言えば「心身のパイプ掃除」です。

「ちょっとした」インプットとアウトプット

自分の頭や身体だけでは及びもつかないような、さまざまなアイデアや発想といった「新しいもの」を自分の中に取り込む態勢を整えるために、心身を整え「パイプの詰まり」を取り除いておく。

具体的には、朝起きたら体操をして身体をほぐし、水浴びをして全身の細胞を起こす。近所のお寺まで散歩をして仏様を拝ませてもらう。行きつけの喫茶店に顔を出し読みかけの本を開いたり、やりかけの原稿に目を通したりする(ただし、根を詰めて作業をしてはいけません)。こういったことすべてを、僕は「心身のパイプ掃除」として毎朝、続けているんです。

この時間帯には、人に会ったり、あまり根を詰めて資料を読んだり、原稿をぐいぐい進める、ということはしない。原稿をやりながらふと頭に浮かんできた言葉をノートに書いたり、ツイッターでつぶやいたり、その言葉を手がかりに空想にふけったりするぐらいが「パイプ掃除」にはちょうどいいからです。

パイプ掃除というのは、つまり「ちょっとしたインプット」と「ちょっとしたアウトプット」の間を行き来するように、身体と頭を使う、ということですね。そうすることによって、身体や心の内側と、外側の世界の間で少しずつ何かをやりとりする。

「インプット」「アウトプット」というと、たいていは何か成果につなげることを考えがちです。役立つ、おカネになる、人々に影響を与える、評価が上がる……しかし、「パイプ掃除」のためのインプット、アウトプットのポイントは、そういった「確たる目的」を求めない、ということです。なぜなら、「何かいいことを言ってやろう」「斬新なアイデアを考えよう」という欲が出た瞬間、かえって「パイプ」が詰まってしまうからです。

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