震災仮設住宅の住環境改善で、宮城県の取り組み遅れが鮮明
暑さ寒さ対策に早い時期から取り組んだ岩手県の場合、「断熱材の追加、二重サッシ化、玄関の風除室設置に、着手から3カ月かかった」(岩手県建築住宅課)という。宮城県の場合、仮設住宅の建設戸数が約2万2000戸と3県の中で最も多いだけに、事態はよけい深刻だ。
あくまで相対的な比較とはいえ、仮設住宅の住環境改善で県がリーダーシップを取った岩手、福島両県に対して、対応が遅れた宮城県--。こんな構図が明らかになってきた。
■掃き出し窓でないため、洗濯物を落とすと取りに行くのに一苦労する
(富岡町の住民が住む福島県郡山市)
■掃き出し窓で風通しがよい木造の仮設住宅
(楢葉町の住民が住む仮設住宅=福島県いわき市)
(岡田 広行 =東洋経済オンライン)
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
政治・経済の人気記事