お金が自分の代わりに社会貢献する
断言します。
投資することも社会貢献になり得ます。
投資の方法が正しければ、投資金は誰かの賃金となり、さらに生産された商品を誰かが利用します。
たとえば、ある男性投資家が行っているカンボジアの農業投資のケース。
彼は投資によって約2100人の雇用を生み出していますし、無農薬の食物を作ること自体が、現地では相当な社会貢献になります。
カンボジアをはじめ、発展途上地域でボランティアに従事する仕事もあります。社会貢献を目指して、そのようなボランティア活動を志す方も多いでしょう。
けれど、もっと別の視点もあるはずです。つまり、投資活動こそ、レバレッジが効いた効率的な社会貢献になり得るのです。
大きなお金を投資することにより、お金が自分のかわりにボランティアをしてくれて、自分一人でボランティアするよりも大きな社会貢献になっていきます。
また、農業投資のケースでは、最近は海外でのオーガニック農園が人気です。
発展途上国の一部には、西洋文化が入っておらず、一度も農薬を使ったことがない農地が存在します。そのような土地でオーガニックな農産物を作って、海外へと輸出していく。それはグローバル社会全体を巻き込んだ社会活動になっています。
そのように、投資対象が実際に「物(ブツ)」になっているものを「現物(げんぶつ)投資」と言います。現物投資は、億万長者たちの基本とも言える投資方法で、拙著『1年で億り人になる』でも詳しく解説しています。