「依存症が怖い?」子どものゲームを管理する方法 適切に付き合えばゲームにはプラスの面も

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ビデオゲーム 夜更かし 子ども
就寝時間近くにスクリーンを観ることは睡眠の質を悪化させる(写真:wattanaphob/PIXTA)
「テレビやゲーム、スマートフォンは、子どもたちの成長に悪影響を与える」と主張する声を多く聞きます。しかし最近では、宿題や授業にも、学校から支給されたタブレットを用いるようになりました。親は何を信じて、どうすればいいのでしょうか。本稿は、ブラウン大学経済学者で2児の母であるエミリー・オスター氏の著書『ブラウン大学経済学者で二児の母が実証した 世界標準の子育て大全』より一部抜粋・再構成のうえ、テレビやゲームとの上手な付き合い方をご紹介します。

毎日遊んでいる子をほうっておいたら、依存症になるか

メディアではしばしば、「ビデオゲーム依存症」が話題となる。

私たちが思い浮かべるイメージは、子どもが何時間も画面を見つめたり、ベッドにゲーム機を忍ばせたり、部屋にこもってトイレにさえ行かない様子だろう。

テレビやビデオゲームを少しでも許可すると、わが子がそうなってしまう可能性があるとしたら、考慮が必要だ。

確かに、実際にビデオゲームに夢中になり、他のすべてを犠牲にしてゲームをする人もいる。さまざまなかたちで画面に夢中になって、学校も友人関係も家族も無視する子どももそうだ。これは間違いなく不健全であり、そうなれば、外部からの介入が必要になるだろう。

一方で、このタイプの依存症はかなりまれなケースであるともいえる。

大規模な調査結果を集計したある総説論文によると、「問題のある」ゲーマーの平均割合は2〜10%程度だという。

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