有吉も苦言「芸能人の盗撮」やめない週刊誌の切実 福山雅治や賀来賢人らも怒りの声をあげたが…
3年前の2021年7月、福山雅治さんが自身のラジオで週刊誌報道に対する怒りの声をあげました。
その言葉は「守られるべきものが守られていない」「とても怖いこと」「一線どころか随分超えたところまで来ちゃった」などと厳しく、「これまでは完全スルーという姿勢でやってきましたが、もはや黙っていることはできない」などと宣言していたのです。
温厚でユーモアあふれる印象の福山さんがこれほど怒りをあらわにした理由は、子どもが背負うことになるリスクの大きさ。
福山さんは「『黙っている』っていうのは『子どもに対して説明がつかないな』と思った」などと苦言を呈した理由を語っていました。ただ実際のところ、子どもに対するいじめや誘拐などのリスクも大きいのではないでしょうか。
写真に目隠しを入れていたとしても、それ以前にカメラマン、編集部員、デザイナー、印刷やウェブの関係者など多くの人びとが子どもの顔を見て知っているし、当然ながらデータ流出のリスクを排除することは難しいでしょう。
つまり、盗撮された瞬間や掲載期間だけでなく、データがどこかで保有される限り、リスクが続いていくことになります。
有吉さんは「生後数ヶ月の子供の写真に 未成年の犯罪者みたいにモザイクかけてまで 掲載。まあイヤでしょ」とつづっていました。そんな無慈悲な行いに加えて、この先、子どもが記者やカメラマンを怖がることなどの心理的な不安も考えられます。
有吉さんは有名人ですが、そうではない子どもに“有名税”という言い訳は通用しませんし、“報道の自由”という決まり文句も理解を得られないでしょう。
実際、有吉さんの投稿には、「売れるなら何でもするってイメージしかない」「対象が著名人だと逮捕されないのも不思議」「デタラメだろうがなんだろうが書いたもん勝ちだもんね。賠償金より売上の方が大きいのも問題」などの週刊誌批判が殺到。中には「記者を実名で晒せ」「廃刊に追い込め」などの強烈なコメントもあり、擁護の声はほとんどありませんでした。
「怒った人は追いかけない」スタンス
実は福山さんと近い時期に、賀来賢人さんも子どもに対する週刊誌報道に苦言を呈していました。その後、2人の家族に対する記事は出ておらず、再び怒るような事態には至っていません。
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