富山県が急浮上!夏の人気観光地ランキング 最下位に沈んだのは、あの県だった
また奈良県が伸び率2位につけている。これは、今年が高野山開創1200年の節目となっていることが追い風になっているようだ。弘法大師空海ゆかりの地である高雄山寺(京都府)の高雄エリアが前年同期比121.9%増、吉野山(奈良県)の奈良南部エリアが同67.4%増と、注目が高まっている。
最下位は奈良県から佐賀県へ
奈良県が伸びたことで、宿泊予約の最下位は奈良県から佐賀県へと変わった。とはいえ、佐賀が観光面で遅れているわけではない。佐賀空港は中国からの観光客からの受け入れ玄関として賑わいをみせており、佐賀発の長距離バスの予約は好調だという。しかし、宿泊という点では、こうしたインバウンド顧客の恩恵をあまり受けていないようだ。
なお楽天トラベルの調べによると、7月15日~8月31日の宿泊数合計は、前年同期比35.4%増と好調に推移しているという。円安により海外旅行が割高になり相対的に国内旅行の人気が高まっていること、海外から日本国内にやってくるインバウンドの外国人観光客が増えていることなどが、その要因として考えられそうだ。
今年の夏旅行の宿泊単価は昨年夏休み比で4.4%増と、高単価傾向になっている点も特徴。早期予約の傾向も高まっており、予約リードタイムが90日以上前の予約が昨年の夏よりも49.8%も伸びている。宿泊施設側が早期予約割引を充実させていることも大きな理由だが、それだけ計画的に休みを取って計画を練る人が増えている、ということだろう。
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