富山県が急浮上!夏の人気観光地ランキング 最下位に沈んだのは、あの県だった

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夏休みの旅行、どこに行きますか?(写真:にこまる / PIXTA)

楽天トラベルは国内最大級の旅行予約サイト。宿泊予約やバス、レンタカー予約などの旅行に関するデータが日々、蓄積されている。海外からの観光客もネット予約を積極的に活用していることから、「日本の観光」に関するさまざまな傾向を読み取ることができる。

そこで、東洋経済オンラインでは、同社のデータをもとにした観光に関するリポートを掲載していく。第1回は、今年の夏休みの旅行動向。6月14日時点で、2015年7月15日~8月31日(チェックイン日)の予約人泊数を都道府県別に合算し、その予約人泊数が多い順にランキングを作成した。楽天トラベルは6月30日のニュースリリースでトップ10を公表しているが、47位まで、すべての都道府県の順位を公開するのは初めてだ。

観光目的地の人気上位は不変

一見して分かるように、上位陣は変わっていない。上位でみると、神奈川県が7位から9位に順位を下げているが、これは箱根の大湧谷の火山活動が活発になっていることが響いている。

一方で大きく伸びた地域もある。2014年夏からの伸び率が高い順にみると、1位が富山県(91.3%増)、2位が奈良県(86.0%増)、3位が石川県(77.0%増)、4位が滋賀県(73.1%増)、5位が福島県(63.1%増)と続く。

伸び率トップが富山県になっているのは、2015年3月に開業した北陸新幹線の影響が大きい。エリア別にみると「金沢市内・周辺」が前年の夏休みとくらべて100.8%増となっているほか、富山市エリアが同112.5%増、高岡エリアが同80.3%増となっている。

これらのエリアは、いずれも北陸新幹線停車駅周辺エリアだ。北陸新幹線沿線ではないが、NHK連続テレビ小説の舞台となった能登エリアも昨年夏休み比で85.4%増と人気を集めており、北陸エリア全体への注目度が高まっている。

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