平壌国際空港が「普通の空港」になった! 7月に開業した新ターミナルの様子とは?
今回オープンした新ターミナルは、出国審査などは2階で手続きを行う。審査場前には利用客のための大きなホールスペースも取られている。
旧ターミナルからはほぼバスで搭乗機まで案内されていたが、新ターミナルにはボーディングブリッジも設置された。出国審査を過ぎると、免税店やレストラン、売店、スーパーなども設置されており、世界各国の空港と同レベルの施設を利用できるようになっている。「免税店をはじめ店員たちに冷たい対応はなく、感じよく対応してくれた」(写真を提供してくれた在日コリアン)。
店員も楽しそうな様子
品揃えも豊富で、「全般的に、店舗に置かれている商品の数は少ないとはまったく感じられない」(同)。書店の陳列棚にはDVDや書籍などもぎっしりと置かれ、特に女性歌手・演奏家で構成されている「モランボン楽団」など音楽関係のソフトが多く置かれていたという。店員もそれぞれの制服を身につけ、楽しそうに働いている様子がうかがえる。
新ターミナルは、北朝鮮経済をテコ入れするための一つと考える観光業の振興のため、とされている。今年は朝鮮労働党創建70周年を迎える記念の年でもあり、10月を前後して国家的行事も予定されており、国の新たな玄関口をつくり海外から招くという意図があったようだ。
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