常備すると便利「冷凍ブロッコリー」美味レシピ2選 水っぽさをなくすコツは「凍ったまま、一気に加熱」

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ブロッコリーのソテーの材料(1〜2人分)
冷凍ブロッコリー          140g
キャノーラ油            大さじ1
にんにく              1片
赤唐辛子              1/2本
エクストラバージンオリーブオイル  小さじ1
塩                 ひとつまみ

冷凍ブロッコリーは事前に加熱されているので、自然解凍でも食べること自体は可能ですが、緩慢解凍にともなって氷結晶が大きくなり、細胞が壊れるため、水っぽくなりがち。そのため、おすすめしません。

ブロッコリーとにんにく
レシピににんにく1片とある場合の目安量は5g程度です

では、レンジ解凍はどうでしょうか。電子レンジは凍った食品を加熱するのは苦手。加熱時間がかかるので、やはり適切ではありません。

おすすめの調理法は凍ったまま、一気に加熱すること。今回は蓋ができる鍋で油を使って加熱しましょう。余計な水分が飛び、味が濃縮します。

蓋ができるフライパンか鍋に、キャノーラ油と皮を剥いて潰したにんにくを入れ、中火にかけます。泡が出てきたら弱火に落とし、うっすらと色づくまで加熱を続けましょう。オリーブオイルを使ってもいいのですが、今回はコストを考慮し、キャノーラ油を使用しています。

にんにく
焦げないように注意

ここで植物性の油について復習しておきましょう。植物油は一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸、オメガ6系の多価不飽和脂肪酸であるリノール酸、オメガ3系の多価不飽和脂肪酸であるα-リノレン酸で構成され、主にそのバランスで性質が決まります。オリーブオイルが加熱に適している、とされるのは酸化に強いオレイン酸が76%を占めているからです。

一方、オリーブオイルにはコストが高いという側面もあります。そこで代用として挙げられるのがキャノーラ油です。

キャノーラ油は一般的なサラダ油の主原料の一つですが、オレイン酸の割合が65%と比較的高く、加熱に強いからです。ただし、キャノーラ油にはオリーブオイルの香りはありません。ここでは仕上げにエクストラバージンオリーブオイルを振りかけることでそれを補っています。

にんにくが色づいてきたら赤唐辛子、凍ったままの冷凍ブロッコリーを一気に投入します。

ブロッコリー
一気に加えると鍋の表面温度が下がるので油ハネも防げます

蓋をして4分加熱します。

ブロッコリーを加熱
蓋がなければ皿でも代用できます

4分経ったら蓋を開け、火加減を中火に戻して、ブロッコリーを裏返しながら1〜2分ほど加熱します。にんにくは焦げやすいのでブロッコリーのうえに避難させましょう。好みですがほんのりと焦げ目をつけてもおいしいです。火が通ったら塩ひとつまみで味付けします。

赤唐辛子を投入
赤唐辛子は好みで増やしても
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