AIだけじゃない!予告された「iPhone」進化の中身 秋からもっと「自由」に、来年はもっと「便利」になる

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まず、アイコンの位置を自由に決められるようになった。壁紙の写真の重要な部分を避けてアイコンを配置できるので、大切な人や、お気に入りのキャラクターの壁紙を使っていても、アイコンで顔が見えなくなるようなことがなくなる。

アプリアイコンの配置が自由に。アイコンの色もカスタマイズ可能になる(写真:アップル)

ホーム画面でも『ダークモード』が用意され、アイコンをシンプルでシックな色彩に一括変換できる。さらにおしゃれなワントーンのカラーに変更することもできるので、壁紙と合わせたトーンにすると美しい。

ダークモードや、下の文字を非表示にしてアイコンを大きくすることも可能(写真:アップル)

また、アイコンの名称を取り払い、そのぶんアイコンを大きく表示することもできる。他人がのぞき込んで、見られたくないアプリは、非表示用のフォルダに収納しておくことも可能だ。

カスタマイズといえば、画面の右上から引き下ろすことのできるコントロールセンターの機能も多彩になった。

OS標準のアプリだけでなく、各アプリデベロッパーもコントロールセンターに機能を追加できるようになったので、日常的に使うアプリへのアクセスが容易になりそうだ。

コントロールセンターも一般デベロッパーに開放され、多機能になる(写真:アップル)

増えた機能を収めるために、グループ化して複数の画面に配置できるようになっている。グループは、縦スクロールで切り替える仕組みだ。

ロック画面に配置されているカメラと、ライトのアイコンは、ほかの機能と差し替えることができるようになった。iPhone 15 Proシリーズの本体側面にあるアクションボタンに割り当てられる機能も、よりバリエーションも増え、自分流のカスタマイズできるようになった。

ついにパスワード地獄から解放される?

注目はカスタマイズ性の向上だけではない。面倒なパスワード管理を助けてくれるアプリが登場する。サービスやアプリごとにアカウントがあって、パスワードがもう管理できていないという人は多いのではないだろうか。

秋のアップデートで追加されるのは、その名もズバリ「パスワード」。従来の「キーチェーン」を元に、より幅広いパスワードを一元管理できるようにするもので、アプリやウェブサイトのパスワードはもちろん、Wi-Fiのパスワードや認証コード、パスキーなども管理してくれる。もちろん、iPhoneだけでなくiPad、Mac、Vision Proなどほかのアップル製デバイスと連携される仕組み。さらにウィンドウズPCともiCloud for Windowsアプリ経由で連携させることが可能だ。

パスワードアプリであらゆるパスワードを一元管理(写真:アップル)

自動入力機能を使うと、パスワードアプリに自動的にパスワードが追加され、それぞれのデバイス間で安全に同期される。

パスワードアプリに委ねれば、それぞれに十分な強度の複雑なパスワードを割り当てることができるし、それをTouch IDやFace ID、Optic IDなどの安全な生態認証システムによって解除することができるようになる。

追加される機能は、それだけではない。

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