まず大前提として、6チームのリーグであれば、1つのチームが対戦するチーム数は「6」ではなく「5」になります。自分のチームと対戦することはないので、6から1を引いた5チームと対戦することになります。
しかし、交流戦の場合はカウント方法が変わります。交流戦は、自分が所属していないリーグのチームと対戦するため、チーム数はそのまま「6」となります。よって、総試合数は以下の式で表すことができるのです。
このように、2つのかけ算の合計で試合数が決定します。
例えばセ・リーグに所属している中日ドラゴンズが、同じセ・リーグに所属する他の5つの球団とそれぞれ24試合ずつ行い、交流戦でパ・リーグに所属する6つの球団とそれぞれ4試合ずつ行うと、
となり、2014年までの年間試合数であった「144試合」が導き出されます。
なぜ143試合にできた?
ではなぜ、2015年以降は143試合にできたのか。
実は、4試合ずつ行っていたパ・リーグのチームの対戦数を3試合に減らす一方で、セ・リーグの各チームの対戦数を24試合から25試合に増やしたのです。
このように、身近にあるスポーツなどの試合にも数学的な面白さが隠れています。
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