漫画でわかる!中学受験国語の読解力を上げる方法 接続語を意識すると読むスピードが一気に上がる
接続語の用法で合理的に飛ばし読み
接続語の前をA、後をBとすると、「だから」「したがって」「そこで」「それで」「すると」「ゆえに」は、Aは原因・理由、Bは結果・結論、「つまり」「すなわち」「ようするに」はA=B、BはAのまとめ。「たとえば」は、BはAの具体例。「また」「並びに」「および」「そして」はABは同じレベル・似た事柄となります。
これらの接続語の典型的な用法を意識して文章を読めば、ABの一方から他方の意味を推測しながら読むことができます。この読み方によって読むスピードが一気に上がり、意味がわからない部分がなくなるという意味で正確性も増します。
たとえば、急いでいる場合「AつまりB」という文があれば、「つまり」の段階でBの内容をAと同じと推測して、Bは軽く読む(あるいは読まない) 。また「AだからB」という文があれば、BにはAからふつう起きる事柄が書いてあるのであろうと考えて、Bは軽く読む(あるいは読まない)、という具合。これで文章全体の半分近くを軽く読んでスピードアップを図ることができます。
もちろん「あれ、なんだっけ」となって戻る場合もあるが、この場合はABの内容の一方から、接続語の用法を使って、他方を推測しながら、意味を確定する、という手順を取る。こうすることで多少時間はかかるが、文をより正確に読むことができるのです。
誰もが情報の発信者になれるこの時代、世の中の情報量が爆発的に増大しています。この「超情報化社会」を、「合理的な飛ばし読み」によって、切り抜けていきましょう。
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