有望銘柄見つかる!「四季報オンライン」活用術 スクリーニングでインフレに強い銘柄が探せる

✎ 1〜 ✎ 15 ✎ 16 ✎ 17 ✎ 18
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

下図の③「オリジナルの条件で検索」のように、「前期まで3期連続で設備投資が2割以上増加している企業」を絞り込んでみよう。

四季報オンラインでは上場企業の過去10期分の決算データを使ってランキングできるので、設備投資の「前期÷前々期」という項目をあらかじめ作成して(画像の条件1「My_設備投資前期変化率」)、これが「1.20以上」という条件をセットすれば「2割以上増加」の意味になる。これを過去3期分セットしてみよう。さらに、スタートとなる4期前は10億円以上で選別している(条件4)。

検索結果は5社(6月3日時点)で、前期の最高投資額はSUMCOの3154億円。同社の設備投資額は4期前の533億円の5.9倍にまで膨らんでいる。

『会社四季報』との併用で立体的な銘柄選びが可能に

検索結果は100社までサイトの「ウォッチリスト」に一括登録できる。上図中段のように指標で比較できるので、PER(株価収益率)やPBRの割安度合いや配当利回りもチェックが可能だ。

また、一覧で株価チャートも表示できる。1分足、5分足から日足、週足、月足と短期から長期まで見比べられ、さらに上図下段のように年足チャートでも比較することができる。上場来高値に接近していたり、数年ぶりの大相場が到来したりしているかも見比べられるようになっている。

銘柄名やチャートをクリックすれば個別銘柄ページが表示されるので、より詳細な分析もできる。

紙の『会社四季報』と四季報オンラインを併用することによって、より立体的な銘柄選びが可能になるだろう。(※10期分の決算データは「プレミアム会員」限定のサービスです)

山川 清弘 「会社四季報オンライン」編集部 編集委員

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

やまかわ・きよひろ / Kiyohiro Yamakawa

1967年、東京都生まれ。91年、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。東洋経済新報社に入社後、記者として放送、ゼネコン、銀行、コンビニ、旅行など担当。98~99年、英オックスフォード大学に留学(ロイター・フェロー)。『会社四季報プロ500』編集長、『会社四季報』副編集長、『週刊東洋経済プラス』編集長などを経て現職。日本証券アナリスト協会認定アナリスト、日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト。著書に『世界のメディア王 マードックの謎』(今井澂氏との共著、東洋経済新報社)、『ホテル御三家 帝国ホテル、オークラ、ニューオータニ』(幻冬舎新書)など。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD