異端の工作機械メーカー・森精機が挑む世界戦略の成否


 「両社の提携はのむかのまれるか」(大手幹部)。競合がこうささやく懸念を、森社長は「征服されるとか征服されないとか、そういう感覚は持たないこと」と一笑に付す。「提携で会社が大きくなるのはたいへん。でも生き残りをかけてやっている」。

現在、工作機械業界は新興国市場の拡大による需要増加に沸いている。だが、リーマンショックからの景気回復局面はすでに2年半以上。従来の設備投資サイクルから行けば、来年あたり、景気の谷間が再来する、との見方は少なくない。「今後は中小も含め、再編含み」との声もある。日欧大連立の行方を、競合はかたずをのんで見守っている。

森精機製作所の業績予想、会社概要はこちら

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(本誌:小河眞与 撮影:今井康一 =週刊東洋経済2011年8月27日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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コロナ危機の自動車部品メーカーへの影響は、過剰な設備と人員を抱えていた日産系でとくに深刻。比較的堅調だったトヨタ、ホンダ系も無傷ではありません。世界レベルでの技術開発競争は激化の一途で、生き残りへの再編と淘汰が始まろうとしています。