いかがでしょうか? 「自分の頭で考えない。『みんなはどう考えるか』を考える」というのには効果があるという話でしたね。
漫画でも描かれているとおり、「この問題は、どのように作られるのだろう?」「みんなはこの問題を、どのように解くのだろう?」と考えることで、解けるようになる問題というのも多いのです。
またこの考え方は、試験で焦ってしまったときにも有効です。例えば試験本番で、難問に直面したときに、「どうしよう! 解けない!」とパニックになってしまうことってありますよね。
これは、「自分の頭で考える」ということだけをしていると、陥ってしまうミスですね。
「どうせみんな解けない」とスルーする
こういうときに緊張しない人というのは、「どうせこの問題、みんなも難しいと思っているんだろうな」と考えられる人です。
周りがパニックになっている中で、「自分だけではなく、ほかの受験生もこれは難しいと考えているはずだ。ということは、この問題以外で勝負が決まる可能性が高い。この問題はスルーして、別の問題で点を稼げるようにしよう」と考えるのです。
東大生の中には、カンニングにならないようにしつつ、周りの人がどんな表情で問題を解いているのかを確認していた、という人もいるくらいです。このように、自分が試験を受けているときでも、ほかの人はどう考えるかを思考することで、いい結果を得ることができる可能性は高まります。
また、東大生は「最初の5分で問題をざっと見て、どれが解きやすいか、どれが難しいかを確認する」ということをしている場合が多いです。
特に数学など、どの問題から始めても解ける科目に関しては、「客観的に見て、どの問題が解きやすいのか」を考えることは、とても有効な手段だと言えるでしょう。
他の人がどう考えるのか? 別の人だったらどう思考するのか? そういう客観的な思考をすることは、いろんな可能性を広げてくれます。みなさんぜひ意識してみてください。
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