常温で日持ちするうえ、そのまま食べられて、持ち運びも簡単。ほとんどが食べ切りサイズであることもうれしいポイントです。しかも値段は比較的手頃で、1ユーロ(約166円。2024年5月現在)以下で購入できるものもあります。
ストックしておけば、すぐにヘルシーな食事になりますし、また、ピクニックなどアウトドアのお供にもぴったりです。
見た目や利便性もですが、やっぱり味も大事。そういう意味では、ポルトガルの魚介缶詰は近年、中身も進化しています。
一昔前までは魚介缶詰というとイワシを単にオリーブオイルに漬け込んだだけの「オイルサーディン缶」が主流でした。しかし今は、オイルの品質や味付けなどにも一工夫し、そのまま料理として楽しめるものが続々登場しています。「缶つま」などが人気の日本と状況が似ているかもしれませんね。
スーパーを覗いてみましょう
では、この辺でスーパーを覗いてみましょう。
大型スーパーでは、棚1列すべてが魚介缶詰で埋め尽くされていることも珍しくありません。イワシ、タラ、サバ、ツナ、サケ、タコ、イカ、ムール貝、ホタテ、エイ、タラコ……など、さまざまな魚介缶詰が並んでおり、そのフレーバーもさまざまです。
さらに、ツナとケイパー、ツナと黒目豆、バカリャウとひよこ豆など、魚介+αの商品もあり、また各種パテも揃っています。
いろいろと買い込んで試食したなかで、筆者がおすすめしたいのは「バカリャウとひよこ豆のオリーブオイル漬け」。365以上あるというバカリャウ料理でも定番中の定番です。レタスやきゅうりなどと合わせてサラダにしてもいいですが、このままおつまみとして食べても高レベル。さわやかな白ワインにもぴったりです。
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