「鼻から牛乳~」嘉門タツオ65歳の知られざる今 自粛からの活動再開、今後はアメリカ進出も?

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「こんな時代だからこそ、昔はよかったけど今はダメ、みたいなコンセプトの曲が歌いたいんです。例えば、禁煙が当たり前になってしまいましたが、タバコが出てくる昔の曲なら歌えるとか。『アホが見るブタのケツ』も今だって歌えますよね」

テイラー・スウィフトに捧げる曲を作成

長い芸能生活の中では、困難な時期もあった。

2009年に所属事務所が倒産。2022年には急性膵炎(すいえん)で入院し、回復したものの復帰直後に14年間連れ添った妻を亡くした。

「妻は37歳のときに脳腫瘍を1回やって、もう大丈夫とは言いながらも、いつどうなるかわからないという危機感を、たぶん彼女は持っていました。

お互いに食とワインが好きで、趣味が合ったので、14年間の濃さは彼女としては面白かったと思いますけどね。こっちも面白かったし」

交通事故で活動を自粛し、1年間ずっと自分を見つめ直す時間を持つことができた。

「過去の整理をして“嘉門タツオ記念館”という計画を進めています。大阪に部屋を借りて、写真とかCDジャケットを額に入れて、時系列に並べると結構、面白い」

嘉門タツオ
2017年より“さらにフットワークを軽く、貫禄をなくすため”に『嘉門達夫』から『嘉門タツオ』と表記をかえた(写真:週刊女性PRIME編集部)

過去を振り返るだけでなく、未来に向けての新しいプランも進み出している。

「スマホに入れている音楽リストの“お気に入り”は、圧倒的にテイラー・スウィフトが多かったので、すごく研究しています。先日の東京ドーム公演も行きましたよ。今、テイラー・スウィフトに捧げる曲を作っているところなんです。

一応アメリカデビューももくろんでね。ぜんじろうという芸人が英語でスタンダップコメディーの世界大会で優勝しているから、一時期の大谷翔平さんと水原一平さんみたいな関係性で、英語圏で絡んでやったらオモロイんちゃうかって」

全米が『鼻から牛乳』で熱狂する日は来るか!?

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