自民・松川るい氏「プーチン氏の逃げ道は中国のみ」 切羽詰まったあげく「永遠の友情」を演出

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梅津弥英子キャスター(フジテレビアナウンサー):プーチン大統領は首脳会談後の記者会見で、ロシアと中国の貿易について「決済全体の90%はすでにルーブルと元で行われている」と強調した。ロシア政治に詳しい慶應義塾大学の廣瀬陽子教授は「ロシアは欧米による制裁でドルが枯渇。アメリカによる二次制裁を軽減したい意図がある」と分析している。

松川るい
(写真:FNNプライムオンライン)

ドル決済に依存しない世界ができている

松川るい氏(自民党国防部会長代理・参院議員):今回の首脳会談で非常にはっきりしたことがある。中露連携の次元がもうひとつ不可逆的に中長期的に上がったことが明らかになったということだ。

二国間貿易の90%がルーブルと元でできる、つまりドル決済にもう依存しない世界ができている。ウクライナ戦争前と比べると、ロシアと中国の貿易は60%伸びている。ロシアは中国なしにはもう生きていけない経済になっている。(対ロ)制裁が効いているからこそ、逃げ道は中国しかないという状況だ。

プーチン氏と習近平氏の2人が仲良しだとか、40回も会っているとか、そういう話ではない。ロシアという国がもう相当中国に中長期的に依存することになりつつあるのではないかという懸念を持つ。

梅津キャスター:台湾の頼清徳新総統が日本と台湾の関係について「私たちは「同生共死」」と発言。中国語で「共に生き共に死ぬ」という意味だ。「台湾有事は日本有事、日本有事は台湾有事」とも発言し、安全保障面を含めたあらゆる面で日本と一層の連携強化を図る考えだ。

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