優秀な人ほど要注意「老害化」の意外な"心当たり" 簡単なチェックリストで「兆候」を把握しよう

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「〇〇さんも年をとったよな。以前はそんなことしなかったよ(笑)」

同世代の友人から、冗談っぽくこんなことを言われたシーンを想像してみてください。おそらく、「あなたほどではないよ」と心の中で思ったり、「いやいや、あなたのほうがひどいよ」と言い返したくなったりするでしょう。このときの対応次第では、結果的にもめ事に発展したり、最悪の場合は絶縁したりということにつながりかねません。

(出所:『「老害の人」にならないコツ』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

下の世代とは、そもそもかかわる機会が少ないため、溝を埋める努力をしなくても生活に支障はないかもしれませんが、同世代と溝ができてしまったら、そうはいかないでしょう。

年齢を重ねると、参加しているコミュニティが少なくなり、友人関係や仲間関係もかなり限定されてきます。このように、身体的な機能低下が原因で、コミュニティ内のメンバーとの認識になんらかの齟齬が生じることは、できれば避けたいですよね。

そのコミュニティからはじき出されてしまったら、精神的に大きなダメージを受けるでしょう。同世代だから、お互い気持ちをわかってくれている――これは大きな間違いです。高齢者ほど、同世代間に誤解や齟齬が生まれやすいことを、念頭に置いておくようにしましょう。

加齢とともに上がっていく「老害レベル」

年をとると誰もが「老害」と言われるようになる可能性があるということに、気づき、受けとめる姿勢になることが何よりも大切です。

「自分はまだまだ若いから大丈夫」

これは禁句と考えてください。老害力は誰にでも備わっており、加齢とともに老害レベルが上がっていくということを、決して忘れないようにしましょう。

老化は何も悪いことではありません。それをどうとらえ、どう対処していくかによって、あなたの人生は大きく変わっていくのです。行動ひとつで、若い世代からも、同世代からも、きっと老害とは思われなくなるでしょう。

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