高2で自宅が火事に、「悟った」運命の切り拓き方 「いまある状況」「いまの自分」をどう見るか
これは非常に大切な考え方です。
起きてしまったのは事実だけれど、だとすれば、(少しでも精神的に楽になれそうな)よりよい道筋を探して進んでいけばいいのです。そうすれば、いま目の前にある“最悪の結果”よりもいいものに出会えるかもしれないのですから。
つらいつらいと嘆いていたところで、なにもはじまらない。大切なのは「そこから先」について考え、そして進むことなのです。
そして、そのために重要なのは「いまの自分」を客観的に見つめること。悲しかったり悔しかったりするのなら、「なぜ、悲しいんだろう?」「なぜ、悔しいんだろう?」と、あえて自分の負の感情と向き合ってみるのです。
そうすれば、(ネガティブな感情に押され忘れてしまいがちな)「そうか、○○だから、○○が悲しいと感じるんだな」「なるほど、○○だから悔しいし、気持ちが落ち込むんだな」ということを冷静に理解することができるようになるからです。
問題を「なかったこと」にしない
そこまでたどり着ければ、自分を取り巻く問題の半分は解決したようなもの。
なぜならそこから先は、自分を追い詰めるそれらの“理由”を解決するための策を考え、実際に動いてみればいいからです。そうすれば間違いなく、その問題は乗り越えることができるはず。
僕自身、日常的にこの作業を行っています。たとえば悩み事があって寝つけないときには、「早く寝よう」としても無駄。悩みが邪魔をするのですから当然です。
だからこそ、「なかったこと」にするのではなく、あえて向き合ってみるのです。なかなか寝つけないベッドのなか、寝つけない自分を認めたうえで、「なぜ、自分はこんなにモヤモヤしているんだろう?」とその理由を考えてみる。
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