「電話が苦手な人」に教えたい"AIが応答"の便利術 知らない相手からの"応答"にもうってつけ

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このようなときに活用したいのが、Pixelに搭載された「代わりに待ってて」という機能だ。これは、保留音と人の声をAIで判断し、保留が終わったタイミングで相手の通話を一時的に録音する機能。相手が話し出すと、画面上には「あなたとお話しする準備ができたようです」というメッセージが表示される。スマホを放置しておいても、保留が解除されるタイミングを逃さないというわけだ。

店舗からの電話や迷惑電話も自動で判別

利用するには、まず「電話」アプリで設定を行う。電話アプリを開いたら、右上のメニューから「設定」をタップ。「『代わりに待ってて』機能」という項目をタップしたあと、「代わりに待ってて」という項目を有効にするといい。この技術は、端末上で処理するAIを活用しているため、プライバシーに配慮されていることなどが解説されている。

スマホ
Pixelは、保留と保留の終了を自動で認識できる。ただし、フリーダイヤルのような特定の電話番号にかけたときしか発動しない(筆者撮影)

あとは通話中にこれを有効にするだけだが、発動には一定の条件があるようだ。例えば、「0120」で始まるフリーダイヤルにかけた場合には、画面上に「代わりに待ってて」のウィンドウが表示される。一方で、同じコールセンターでも、「03」で始まる一般の電話番号に発信した際には、「代わりに待ってて」が表示されなかった。おそらく、保留が多いであろうコールセンターかどうかを、電話番号で判別しているようだ。

フリーダイヤルにかけた場合でも、「代わりに待ってて」はすぐに有効になるわけではなく、ボタンがグレーアウトしている。コールセンターの場合、用件などを絞り込むために番号を入力し、その後、オペレーターにつなぐのが一般的だ。この状態をPixel側が判断し、「代わりに待ってて」が使えるタイミングになると、ボタンをタップできるようになる。最近は、スマホからの通話をフリーダイヤルにしないコールセンターも増えているため、使いどころは限定されるものの、保留中、ずっと端末を耳に当てて待っている必要がないのは便利だ。

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