いなば食品、大炎上も「ほぼ沈黙」の戦略的な是非 「沈黙は金」黙って耐える…のはもう通用しない
これらを受けて、いなば食品は4月12日に「一部報道について」「由比のシェアハウス報道について」と、2本のプレスリリースを公開。後者は当初、「由比のボロ家報道について」と題していたことから、緊急時の広報対応として適切なのかとの指摘もなされていた。
その後、さらなる「文春砲」で食品衛生法違反がスクープされ、報道翌日の4月18日に「『鶏肉のボイル工程設備の移設許可申請の遅れ』(食品衛生法第55条の事前申請『許可変更』の取得漏れ)」のタイトルで謝罪文を掲載。しかし5月3日時点で、一連の報道や疑惑をめぐる、同社からの公式発表は、この3本のみだ。
まもなく初報から1カ月が経過するが、その間も文春の手はゆるんでいない。先の食品衛生法の件のみならず、元内定者のインタビューを掲載したり、会長・社長夫婦の自宅ペットの「猫ネグレクト」疑惑を伝えたり……。
文春が与えた「いなばショック」は、SNSへも波及した。いわゆる「暴露系インフルエンサー」と呼ばれる著名SNSユーザーのもとには、関係者と思われる人物からのタレコミが殺到。後に文春からも報じられる「猫ネグレクト」なども、こうしたアカウントから拡散された。
4月18日以降は、報道には無反応を貫く?
しかし、週を追うごとに、告発の内容が過激さを増していく一方、公式サイトに動きは見られない。
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