ラグビーのアナリストを仕事に選んだ彼女の選択 リーグワン唯一の女性アナリスト 竹内佳乃さん

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大学時代、周りが就職活動をしている中で三重ホンダヒートでのインターンを続けることを決めたのも、アナリストとしてもっと経験を積みたいと思ったから。

「もし就職先が見つからなかったら、ニュージーランドに戻ってどこかのチームに入れてもらおう」くらいに思ってました(笑)

行き当たりばったりで進む道を選択しているように見えるかもしれませんが、私が自分の直感に従って行動できるのには理由があって。

直感を信じられるのは深い自己分析をしてきたから

学生の頃から「私は何が好きなのか」「何が得意なのか」「何が向いていて、何が向いていないのか」を深く自己分析してきたので、自分自身のことをしっかり理解できている自信がある。

だからこそ、自分の直感を信じられるんです。

(写真:竹内佳乃さん提供)

今後新しくやりたいことが見つかったら、今とは全く違う仕事にチャレンジするかもしれません。

今は、外国人のコーチや選手と一緒に働く中で「もっとうまくコミュニケーションを取りたい」と思うことが多いので、語学力を伸ばしていきたい。

それを生かして、いつか英語を使った仕事をするのもいいな、なんてぼんやり考えています。

未来のことは自分でも分かりませんが、今後も自分が「やりたい」と思ったことを大切に生きていきたい。

「やりたいことがあるけれど、勇気が出なくて踏み出せない」「失敗したらと思うと怖い」という人は、まずは自己分析をして、客観的に自分を見つめ直してみるといいかもしれませんね。

自分の得意なことと、好きなことが重なり合えば、それはきっと天職になります。もし一つの道で失敗しても、自分のことをよく分かっていれば、違う道もきっとすぐ見つかるはずです。

三重ホンダヒート アナリスト
竹内佳乃さん
高校入学後、女子ラグビーの育成と発展を目的に創設された国内最高峰のシリーズ戦・女子セブンズの「アカデミーセレクション」に応募したことをきっかけに、ラグビーに没頭。五輪種目になった女子セブンズの代表選手を目指すように。2014年、立命館大学スポーツ健康科学部に進学。選手ではなく、選手を支える道を選択する。16年にニュージーランドに留学し、アナリストの仕事と出会う。現在は、リーグワン唯一の女性アナリストとして「三重ホンダヒート」の分析部門を支える

取材・文/モリエミサキ
写真/三重ホンダヒート・竹内佳乃さん提供
編集・光谷麻里(編集部)

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『Woman type』編集部

「Woman type」は、キャリアデザインセンターが運営する情報サイト。「キャリア」と「食」をテーマに、働く女性の“これから”をもっと楽しくするための毎日のちょっとしたチャレンジをプロデュースしている。

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