ラグビーのアナリストを仕事に選んだ彼女の選択 リーグワン唯一の女性アナリスト 竹内佳乃さん
「ラグビーに関わる仕事がしたい」と話した私にヘッドコーチは、「三重ホンダヒートで学生のインターンを採用しているから、アナリストとして来てみない?」と誘ってくださって。
当時はアナリストという職業を全く知らなかったのですが、「日本のトップチームで働けるチャンス……!」と、二つ返事でインターンとして働くことにしました。
「自分を理解すること」が選択の自信につながる
アナリストの主な仕事は、試合の映像からさまざまなプレーをデータ化(数値化)していくこと。
そのデータをもとにコーチたちとディスカッション。課題を洗いだし、チームを強化するための方向性を定めていくことで勝利に導きます。
チームやコーチが求めているデータを提供したり、うまく活用してもらえるようアシストをしたり。そうしてチームに貢献できた時が、自分の仕事の価値を感じられるうれしい瞬間です。
インターンからそのまま就職し、気付けば6年。
もともと理数系が得意だったので、得意なことと好きなことを掛け合わせられるこの仕事は、天職だったなと感じています。
私が今こうして天職に就けているのは、「やりたい」という直感に素直に従って行動してきたからだと思います。
ニュージーランドに行ったのも、仕事内容も分からないままアナリストのインターンを始めたのもそう。