ブランク13年「好きな仕事」で再起した彼女の志 50歳前後の"暗黒時代"、ファッションに救われた

✎ 1 ✎ 2
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

私自身も40代後半を振り返ってみて、「自分のことを考えている時間なんて、1日に1分もなかったな」と思います。

インスタライブをする冨永さん
毎朝30分のインスタライブを続けている(写真:冨永さん提供)

インスタライブでもよく言っていることですが、みなさんには自分のことを考える時間を5分でも10分でも作ってほしい

今の自分のことや、この先こんなことがしたいというような希望について考える時間を意識して作ってほしいなと思います。

おしゃれも「自分のことを見つめる作業」のひとつ。自分のことがわからないと、着飾るという行為はできません。

自分のことを知らないまま、適当に買ってきた服を適当に着ているから、気づくとおかしなことになっているんです。

毎日数分でもいいので、鏡の前に立って、今日の自分はどうだろう、と見つめてみてください。インスタライブではいつも「この30分間だけは自分のことやファッションのことだけを考えましょう」と言っています。

今の自分を知り、時代のトレンドを知ると、「自分のおしゃれはアップデートできないな」とかそういうことにも気づけます。自分の変化を知り、年齢にマッチした似合うものを知って、おしゃれを楽しんでもらいたいと思います。

人生はまだまだ長い

ほとんどの人にとって、おしゃれが生活のメインではないと思います。

だからこそ自分に似合うものがわかっていれば、コーディネートにかかる時間も短縮。服に迷う時間をなくして、あまった時間を本当にやりたいことに費やせるようになれると本望ですよね。

45歳からの「似合う」が見つかるおしゃれ塾
『45歳からの「似合う」が見つかるおしゃれ塾』(主婦の友社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

あとは服装が決まれば自信につながります。人から褒められることが少なくなってくる年代なので、「その服ステキね」とひと言言われるだけでもうれしい気持ちになるのではないでしょうか。

外見が変わることは、その人自身に与える影響も大きい。

外見が変わって自分に自信がついたらその先に見える新しい何かにチャレンジできるかもしれない

そうやって人生の後半戦をより良いものにしてもらいたいですね。人生まだまだ長いので。

冨永 彩心 ブランディングスタイリスト

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

とみなが あやみ / Ayami Tominaga

1967年生まれ、神奈川県出身。

文化服装学院卒業後、フリーランスのスタイリストとして活動。結婚・出産を経て専業主婦に。13年のブランクを経て、百貨店の販売員として復職したのち、52歳で独立。現在は品川区で、トータルファッションカウンセリングサロンを主宰する。

45歳からの生き方をファッションで激変させる」をコンセプトに、年間100人以上のショッピング同行やスタイリスト養成講座をこなす。ファッション関連の検定や資格を多数取得し、神戸国際大学でゲスト講師として授業を担当している。

著書に『45歳からの「似合う」が見つかるおしゃれ塾』(主婦の友社)。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事