国内シェア競争に意味はない、重要なのは価値競争--小路明善・アサヒビール新社長に聞く

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小


--“夕日ビール”と揶揄されたこともあったようですね。

そんなアサヒビールを取り扱ってくれていた飲食店のご主人は、他社のビールを指名する客がいる中でもアサヒビールを頑として売ってくれた。そのご主人から「私もあきらめずに売るから、君たちもあきらめずに頑張れ」と言われた事に胸を打たれた。

過去の話をするのは好きではないが、「スーパードライ」以前を知らない社員にも、その頃を支えてくれていたお得意様の事を絶対に忘れるなと言っている。国内のビール営業とは、あきらめずにお得意先との関係を長く構築していく商売。今は「挑戦」とか「勝つ」といった言葉が好まれるが、やはり一番はあきらめずに粘り強く売り続けていく事だとアサヒビールの社員には説いている。


--ご自身が社長に選ばれた理由を自己分析すると。
 
 今まで多様な経験をしてきたという点が評価されたのかもしれない。営業、人事、財務、IT、環境、総務法務、飲料と、非常に色々な業務を経験してきた。バランス感覚や多角的な視点で物事をみる目は養われたという自負はある。

--アサヒグループホールディングスとの連携も今後大事になってきますね。
 
 持ち株会社に対する我々の役目は、モノづくり会社として国内酒類事業を伸ばし、キャッシュを創出する事と、人材の育成だ。現行の海外売り上げ比率6~7%を20%以上に引き上げるためには、国内ではこの2点を固める必要がある。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事