上司必読!若者のメンタル不調を防ぐ目標設定 「どうしたらいいか、わからない」を解決する技

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「フルマラソンで5時間を切ろう!」

というのは、単なるスローガンであり、意気込みだ。具体的なイメージを持つためには、目標そのものを細かく、小さくすることだ。

「1キロ先のあの場所まで、7分で行こう」

このように決めることで「達成体験」を多く積み重ねることができる。

「よし! 7分で行けた」

「4回連続で7分ペースで行けた!」

達成感を味わうことでモチベーションは上がるものだ。「小さな達成体験」を重ねることで自信が芽生え、大きな目標を達成できるようになる。

なぜ「小さな成功体験」は積み上げられないのか?

最後にワンポイントアドバイスをしたい。(1)目標より指標を決める、(2)指標を低くする、(3)小さな達成体験を意識する、の3つうち、最も重要なのは「小さな達成体験」である。一般的には「小さな成功体験」というが、なかなか難しい。なぜなら「成功」という概念がとても曖昧だからだ。繰り返すが、曖昧なものはイメージしづらい。

したがって「小さな成功体験」ではなく「小さな達成体験」を意識しよう。目標さえ適正であれば、必ず達成できる。

上司は小さな指標を設定し、小さな達成体験を意識していこう。若者を健全に育てるうえで、とても重要な考え方だ。

横山 信弘 経営コラムニスト

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よこやま のぶひろ / Nobuhiro Yokoyama

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。『絶対達成マインドのつくり方』『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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