溝口マルイ「フードコート」で味わう無限の可能性 今こそ考えよう、フードコートの魅力と楽しみ方

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食べながら周囲を眺める。授業や部活が終わってから、あるいはゲームセンターやカラオケで一通り遊んでから来たのだろうか、徐々に学生が増えてきた。

そして、食事をして、食べ終わった後も楽しそうに話し続ける、長っ尻の学生が多い。そう、そのシームレスな楽しみ方もフードコートならではの風景といえる。

「ゴリ“えもん”」といいつつ、ウルトラマンっぽくないか?(筆者撮影)

瞬く間に3つの姿を見せる、だからフードコートはやめられない

時刻は17時を過ぎたが、幸いにもこの日の席の埋まりは6~7割ほど。テーブル席もちょこちょこ空いている。

ということで、筆者もちょっと長居してみよう。そうなると、さっきまでは腹ペコだったこともあり、何を食べようか迷う「魅惑のレストラン」だったフードコートが、一気にコワーキングスペースにも思えてくる。

ドトールがあることで、Wi-Fiを使えるのがかなり良い。給水所があるので水は無限に飲めるし、ドトールのコーヒーをベースにしながら、小腹が空いたらミスドも、「サーティワンアイスクリーム」もある。

フードコートをさながらオフィスにして、いま筆者はアイスコーヒーを飲みながらこの原稿を書いている。レストランから喫茶店、さらにコワーキングスペースへ。わずか数十分の間に「3つの姿」を見せてくれる、やはりフードコートは摩訶不思議である。

鬼頭 勇大 フリーライター・編集者

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きとう・ゆうだい / Yudai Kito

フリーライター・編集者。熱狂的カープファン。ビジネス系書籍編集、健保組合事務職、ビジネス系ウェブメディア副編集長を経て独立。飲食系から働き方、エンタープライズITまでビジネス全般にわたる幅広い領域の取材経験がある。

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