五輪「ダサすぎユニフォーム」は知事の失態だ

<動画>もっと感度の高い人に意思決定権を

音量にご注意ください
 2020年東京オリンピックに向け作られた、東京都のボランティアユニフォームのデザインが発表になりましたが、ネットを中心に「ダサすぎ」と波紋を呼んでいます。これに対し夏野剛氏は「ここに日本のリーダーシップの問題点が出てきている」と指摘します。

 

皆さんは東京オリンピックのボランティアユニフォーム、ご覧になりましたか? これがネット上で大炎上しております。ちょっと拝見すると、ボランティアの人が進んで着たいと思う感じは、確かにしないですよね。

こちらが件の東京五輪ボランティアユニフォーム(東京都の報道発表資料より)

僕はここに、日本のリーダーシップの問題点が出てきていると感じています。こういう公的なイベントのボランティアのユニフォームですから、無難なものになりがちというのは、それはしょうがないのです。ただ、あのデザインが本当にいいと、舛添都知事は思ったのでしょうか。

都知事の意向はとても影響力があります。しかも記者発表会で(ユニフォームを着たモデルと)一緒に並んで、写真を撮るわけですよ。僕が都知事だったら、「これはまずいんじゃないか」とか、「もうちょっとかっこよくできないか」とか、言うと思うのですね。

要望を出す側に問題があったのでは

この記事は週刊『夏野総研』とのコラボレーションでお届けします

今回のユニフォームに舛添さんが満足しているかどうかは、知るよしもありませんけれど、彼があのままで隣に並んで記者会見をやっていいと思っているのであれば、僕は問題だと思います。

では、どうすればよかったのか。もっとそういう感度の高い人に意思決定権を与えて、尖らせるところは尖らせる、無難にするところは無難にする、というふうにしたほうがいいと思うのです。

今回の件は、僕はデザイナーさんの問題ではないと思います。要望を言う側が、どういう考えで、どんなふうに要望を出したかが重要なのではないでしょうか。もしそれがあいまいに、みんながなんとなく、いろいろなことを言って、無難に無難に……という形で作られてしまったのなら、それはおかしいと思います。

そういう意味で考えると、こういうときにこそ、舛添都知事のリーダーシップを発揮してほしかったなと思っています。

オリンピックまでにはまだ時間があるので、できれば、デザインの見直しをしてほしい。そうでないと、みんなボランティアをやりたくなくなっちゃいます。ボランティアの人たちが喜んで着たいような、そういうかっこいいユニフォームにできるはずです。そうでなければ、全然「クールでもなんでもないジャパン」になっちゃいますよ。

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