住みよさランキング「富裕度」1位の都市は? 部門別「快適度」は長久手(愛知)がトップ

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浦安(千葉)と武蔵野(東京)が7回連続首位

「富裕度」のランキングは浦安市(千葉)と武蔵野市(東京)がともに7回連続でトップの座を維持した。

浦安市は東京ディズニーリゾートを、武蔵野市は吉祥寺という全国トップクラスの商業集積を擁しているうえ、どちらも市内には高所得層が居住する住宅街があり、「財政力指数」「1人当たり地方税収額」「納税者1人当たり課税所得額」の3指標すべてが1位となっている。

3位のみよし市(愛知)以下、6位の戸田市(埼玉)までは、昨年と順位が変わっていないが、7位には安城市(愛知)が昨年の17位から順位を上げた。

この地域に多い自動車関連を中心とする企業業績の向上を背景に、「地方税収額」や「1人あたり課税所得額」の順位が上昇したことが要因だ。11位以下も、若干の順位の変動はみられたものの、トップ30ほぼ昨年と同じ顔ぶれとなっている。

次に「住居水準充実度」のランキングだ。

「住居水準充実度」のトップ2は不動 

5年ごとに実施される総務省『住宅・土地統計調査』の2013年調査の確報データが公表されたため、「住宅延べ床面積」の指標年次を5年ぶりに2008年から2013年に更新するとともに、『2010年国勢調査』のデータを使用していた「持家世帯比率」も、『住宅・土地統計調査』13年データに切り替えた。

にもかかわらず、1位珠洲市(石川)と2位氷見市(富山)のトップ2は不動で、6年連続でその順位を守った。3位には昨年6位の村山市(山形)が、4位には昨年8位の小矢部市(富山)がそれぞれ順位を上げた一方、昨年3位の尾花沢市(山形)が5位に、昨年4位の南砺市(富山)が7位へと、それぞれ後退した。 

このカテゴリーのトップ10は、北陸や東北地方のとくに山間部や半島部などに位置する都市で占められている。

これらの都市(地域)では、何世代にもわたり基幹産業である農林水産業に従事し、代々の持ち家に住む世帯が多く、3世代(もしくはそれ以上)が同居している比率も高い。また地域内での相互互助関係が強く、冠婚葬祭などの際には親戚縁者など多くの人を自宅に招くという慣習が残っているところも多い。大きな作りの家が多い理由としては、こうした地域特性が多分に影響している。
 

加藤 千明 ファイナンシャル・プランナー、「アメリカ企業リサーチラボ」運営

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かとう ちあき / Chiaki Kato

大手証券会社勤務の後、1993年7月、東洋経済新報社に入社。主に統計指標をベースとした刊行物を担当する一方、電機・化学業界担当記者としてITバブルの全盛期と終焉を経験。その後は、マクロ、マーケットおよび地域動向を主戦場に、データをもとにした分析、執筆などを行う。2005年より『東洋経済 統計月報』編集長、2010年より『都市データパック』編集長。『米国会社四季報』編集部を経て、2021年2月に退社。現在はファイナンシャル・プランナーとして活動するかたわら、アメリカ企業の決算情報を中心にSNSで発信。

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