視力と聴力が低下、軽視される「帯状疱疹」の恐怖 新年度の疲れに要注意、子どもも無縁ではない

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帯状疱疹
疾病だけでなく、精神的ストレスや身体的な外傷後も帯状疱疹リスクが上がる。神経が障害を受けた部位によってさまざまな合併症が起きる(写真:ナオ/PIXTA)

2024年度が始まった。進学に就職や異動など、環境が変化した方も多いだろう。5月病という表現もあるが、これから梅雨にかけての数カ月は、帯状疱疹を発症する人が多い。1人暮らしを始めた大学生や、新入社員など若い人が発病して受診が増える時期でもある。全世代に通じる帯状疱疹の予防法について解説する。

子どももかかる帯状疱疹

帯状疱疹の原因は水痘帯状疱疹ウイルスで、初めて感染すると水痘(水ぼうそう)を起こし、そのままウイルスは体内に潜んでいて、次は帯状疱疹という悪さをする。アメリカでの研究だが、水痘ワクチンを打って水ぼうそうを予防した子どもたちは、ワクチンを打たず水痘に罹った子どもたちに比べて、ハイティーンでの帯状疱疹のなりやすさが4分の1ほどに低下することがわかっている。

日本では2014年から子どもたちへの水痘ワクチン接種が定期接種となったため、10歳以下の子どもたちは水痘ワクチンを接種している。よって、今後は日本でも10代の帯状疱疹は減少すると予想される。

2014年以前は、水痘は希望者が自費で受ける任意接種だったので、打っていないか、打っても1回だけの場合が多い。もしこれまで水痘に罹患していないならば、お子さんが何歳でも構わないので弱毒水痘生ワクチンを合計2回になるよう接種すべきだ。

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