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ナイジェリア「ブルーライン」で超加速経済を体感 キャッシュレス、自動小銃、カオスな街並み…

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  • 椿 進 AAIC代表パートナー
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ブルーラインは27kmの鉄道路線で、現在、マリーナ、ナショナル・シアター、インガム、アラバ、マイル2の5つの駅を含む第1フェーズ(13km)まで完成しています。建設したのは中国土木建設総公司です。第1フェーズは1日25万人を輸送可能で、第2フェーズで27kmに拡張し、完成すると、1日50万人を見込んでいます。

車窓から見えるカオスな街並み

ラゴス島のマリーナ駅を発車すると、しばらくは進行方向左手に海が見えます。ナイジェリア最大のラゴス港があり、コンテナ船などの大型船をたくさん見ることができます。ラゴスはラグーンのため、船でトラックや自動車を運ぶことも多いです。

トラックを運ぶフェリー(写真:AAIC)

しばらくすると、悪名の高い、新興国によくある、ゴミの中間集積所が見えてきます。ここにゴミをいったん集めて仕分けします。ペットボトル・金属類・紙などを分類してリサイクルするのです。他の新興国(インドやフィリピンでも悪名高い)でもそうですが、ここでの児童労働や環境問題、劣悪な作業環境などが、課題となっております。そのような現場を見ることができます。

まだ、日本の昭和50年代と同様にゴミの分別が、家庭でなされておらず、いったんこのような中間集積場に集めてから、分類しています。

ラゴスはアフリカ最大都市の1つで、推計2100万人の人口です。毎日排出されるゴミは1万トン(年360万トン以上)を超えており、ラゴス廃棄物管理庁(LAWMA)の管理能力を超えていると指摘されています(ちなみに東京23区内の家庭や事業所などから出される一般廃棄物は年間約254万トン)。

ゴミの中間集積所(写真:AAIC)

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【「ブルーライン」に乗って感じたナイジェリアの課題】

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