ナイジェリア「ブルーライン」で超加速経済を体感 キャッシュレス、自動小銃、カオスな街並み…
港を越えるとこのような風景もみえてきます。小さな商店街が連なっている場所です。港湾労働者や運転手などに、食事やモノを売る場所かと思われます。港が近いため、大きなトラックの駐車場所やコンテナ、貨車の置き場になっています。液体燃料運搬用の貨車もみえます。
![港近くの商店街](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/d/a/570/img_da604fb4ca83f49167b16df62caf8031165141.jpg)
巨大な人口が生み出す躍動
終点のマイル2駅に近づくと、巨大な住宅街が広がっています。2100万の都市ですので、一応、高速道路もあります。ただ、道路が圧倒的に不足しており、通勤時は大渋滞しています。前述の通り、ブルーラインが現在運行しているのは、13kmで5駅ですが、今後、第2フェーズが完成すると総延長27km、設置数11駅になる予定です。ビジネスが集積するラゴス島と沿線住民のアクセスが向上し、渋滞緩和などが期待されます。
![郊外の住宅街](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/5/a/570/img_5a7a5b75fcbdca9b7eace9914be6bcb7192731.jpg)
ナイジェリアの「ブルーライン」は30分だけですが、高層ビルが建ち並ぶビジネス街のラゴス島だけではわからない、巨大な人口が生み出す躍動や経済成長期にみられる課題を感じることができます。
2024年1月には、ラゴス島のオインボから出発し、北に向かってアグバドまで8つの駅を結ぶ「レッドライン」も部分運行をスタートしました。ビジネスチャンスを求めての視察など、ラゴスを訪れる機会があれば、この2つの路線に乗ってみてください。
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