LINEヤフーが情報管理「不祥事」を繰り返す真因 専門家が警鐘「セキュリティ対策は経営問題だ」
インフラ企業なのに、そのレベルでいいのか
――NAVERとの資本関係の見直しにまで言及した総務省の要請が注目を集めました。指導内容をどう見ましたか。
一般的に、サイバー攻撃の被害はあちこちで起きている。ただ、LINEヤフーは日本国内でヤフーとLINEそれぞれで1億近いアカウントを持つ。もはや日本のインフラと言える企業なのに「そのレベルでいいのか」「その程度のセキュリティ対策で、電気通信事業者として大丈夫か」という総務省の思いが現れている。
今回の委託先は資本関係があるNAVERの子会社だったため、甘くなったところがなかったか。(外部委託が増える中で)委託先を管理する重要性が叫ばれている今、パワーバランスが適切だったか検証が必要だ。管理できていない要因が資本関係によるものなら、見直すべきというメッセージだろう。
――旧LINEは3年前にも、システム管理のあり方に関連して総務省から行政指導を受けています。
前回の問題とはちょっと色合いが違う。


















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