酔っ払いはアウト「令和の飲み放題」こう変わる 中生ビール3杯を超えると急性アル中のリスク
冒頭の5社は、低アルコール・ノンアルコール飲料を拡充していると回答。鳥貴族は、2021年から全アルコール商品に純アルコール量をメニューに記載するほか、SFPHDやチムニーでは、多量飲酒(飲み過ぎ)を注意喚起する掲示物などを店内に設置する予定という(下図参照)。
厚生労働省は「ガイドラインは個人に向けたもので、飲酒の影響やリスクを正しく知ってもらうことが目的だ」とする。直ちに飲み放題がなくなることはなさそうだ。
変わる宴会の姿
これまで居酒屋の宴会といえば、大人数で集まってワイワイと飲んで盛り上がるイメージがあるが、昨今は事情が変わりつつある。「以前は居酒屋に入ったら、とりあえずビールを注文し、その後は同じアルコールを飲み続けるお客さんが多かった。しかし現在は多様なアルコール商品やノンアルコール商品の需要も高くなっている」(大手居酒屋幹部)。
もともと飲み放題は集客のための施策だ。客は値頃感のある価格で、定められたメニューの中から自由に飲むことができる。また一律料金のため会計での煩わしさが軽減されるといったメリットもある。
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