「必死に感情抑え」大谷選手会見を心理分析家解説 「え~」を多発、口を一文字にする表情の意味
ドジャース・大谷翔平選手は、自身の通訳であった水原一平氏が関与したとされる違法賭博問題に関して、声明を発表しました。声明発表時における大谷選手の言動から心理を推測します。大谷選手は、元通訳の違法賭博にどのような認識を抱いていたのでしょうか。
冒頭、大谷選手は、チーム関係者、ファン、メディア関係者に向けて感謝の意を示し、現在進行中の調査であることから話せることに限りがあるという制約を述べたうえで、次のように発言します。
大谷選手は何かを隠している?
「え~まず初めに、え~僕自身は、え~何かに賭けたりとか、え~誰かに代わって、え~その~スポーツイベントに賭けたりとか、え~それをまた頼んだり、え~ということは、ないですし、え~まぁ、僕の口座からブックメーカーに対して、え~誰かに送金を依頼したことももちろんまったく、え~ありません。え~まぁ、本当に数日前まで、え~まぁ彼が、え~そういうことをしていたというのも、まぁまったく知りませんでした。え~まぁ結論から言うと、え~彼がまぁ、僕の、え~え~口座から、お金をえ~盗んで、え~なおかつ、え~まぁ皆、僕のまわりもそうですね、皆に、え~まぁ嘘をついていたというのが、え~まぁ結論から言うとそういうことになります」
私は、この冒頭を観て、「大谷選手は何かを隠しているのではないか」と感じました。大谷選手は、言葉では違法賭博の関与を明確に否定しています。
一方、非言語では「え~」「まぁ」というパラ言語や口を一文字にする表情が散見され、認知的な負担(頭がいっぱいの状態)を抱え、感情を抑制している様子がわかります。これら非言語の特徴は、さまざまな研究からウソのサインだということがわかっているからです。
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