「1人では人生の"間"がもたない!」40代女性の切実 東村アキコ×植草美幸対談(前編)

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植草:今の時代、20代、30代はメンズ脱毛がもう普通になっているんです。だからもう少し上の世代の男性たちももっと美意識を高めてくれれば、結婚したいと思う女性も増えるでしょう。女性はアイドルや韓ドラでバーチャルな男性を見て、男性はみんなツルツルしていると思っているから。

東村:時代は変わりましたね。

植草:昭和の時代は、女性はクリスマスケーキに例えられて、「24までが売り時、25を過ぎたら売れ残り」と言われていました。女性が男性を選ぶ時代ではなかった。ところが今は女性も経済力があるので、女性も男性を選ぶ時代。男性は相当がんばらないとダメですよね。特に、若い女性と結婚したい40代、50代の婚活男性は、ライバルは20代、30代の男性ですから、その世代を真似したほうがいい。

価値観が逆戻りすることはない

東村:価値観は一方向に進んでいくので、昔の価値観に戻ることは絶対にないそうです。40代、50代の男たちが「最近の若い男のメイクブームはおかしい。ブームが終われば“まともな男”が出てくるだろう」と言っているのを耳にしましたが、理論上は戻らない。だからある程度は乗っかっていかないと。

植草:男性が美しさを求められる一方で、今の女性はある程度の経済力が求められます。三十数年、ずっと年収は上がらないのに物価は上がっているので、当然ながら妻も働き続けないと昭和のような生活はできません。だから男性と女性、対等ですよね。

東村:かつて結婚は男の傘の下に入るシステムだったものが、今は平等にギブアンドテイクするパートナーシップの要素が強くなってきているんですね。

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植草 美幸 恋愛・婚活アドバイザー、結婚相談所マリーミー代表

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うえくさ みゆき / Miyuki Uekusa

1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを設立。そこで培ったマッチング能力・人材発掘力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーを設立。結婚相談業のほか、セミナーの開催、テレビやラジオへの出演など、アラサー・アラフォー男女を「幸せな結婚」に導くために幅広く活動中。『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)、『「良縁をつかむ人」だけが大切にしていること』(諏内えみさんとの共著、青春出版社)、『結婚の技術 (中央公論新社)、『モテ理論』(PHP文庫)など。

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東村 アキコ 漫画家

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ひがしむら あきこ / Akiko Higashimura

マンガ家。1975年、宮崎県生れ。2007~2011年連載の『ママはテンパリスト』(集英社)でブレイク、『海月姫(くらげひめ)』(講談社)で2010年度講談社漫画賞少女部門受賞。他の代表作に『主に泣いてます』『メロポンだし!』(ともに講談社)、『かくかくしかじか』(集英社)などがある。

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