極小ボールベアリング世界首位のミネベア--就活学生に贈るキラリと光るBtoB企業

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小


ミネベアは世界17カ国に進出し、海外売上高比率は76%というグローバル企業だ。今後、少子高齢化で日本経済が縮小していくので、企業が成長していくためには海外進出することが求められている。海外展開の進んでいるミネベアの将来性は高いといえる。

高い技術力と積極的な海外展開が実を結び、ミネベアの決算は好調だ。11年3月期は売上高2691億円(前期比17.8%増)、営業利益221億円(前期比83.8%増)。12年3月期は東日本大震災により主力取引先の自動車業界の生産台数が減少するが、東洋経済では売上高2730億円( 同1.4%増 )、営業利益230億円(同4.1%増)と増収増益を見込んでいる。

将来の職場で将来の上司と面接

ミネベアは人材獲得に力を入れており、12年3月卒採用のために全国50大学で学内セミナーを行ったほか、会社説明会を30回以上開催した。

 会社説明会は、学生40人に対して入社5~7年の若手社員4人が説明するという形式で行われる。学生を10人ずつの4グループに分けて、若手社員が1人ずつ交代で各グループを回り学生と話し合う。10人対1人の密接なミーティングを4回繰り返すことで、「すべての参加者がすべての社員とじっくり話すことができるように工夫している」(人事総務部・中野知子主任補=右写真)。

また、若手社員や人事担当者が各大学の研究室を訪問し、学生へのPRを図っているほか、女性の技術系社員を増やすために、理系女子学生採用セミナーへ参加している。

ミネベアに応募する場合、まずリクナビかマイナビを通じてプレエントリーし、会社説明会に参加する前にWeb適性検査を受ける。そして、説明会参加時に手書きのエントリーシートを提出する。適性検査とエントリーシートを基に書類選考が行われ、合格すると1次面接に進むことができる。1次面接を担当するのは人事部の社員。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事