なお、新型は、出力特性などを向上させつつ燃費性能もアップ。WLTCモードの高速道路モード値を22.6km/Lから23.6km/Lにアップ、WLTCモード総合値も22.8km/Lから23.8km/Lと、全体的に燃料消費量を低減させていることも注目だ。
ホンダセンシング360の機能について
高速道路では、ホンダセンシング360の搭載により、進化した「ACC(アダプティブクルーズコントロール)」の機能も試してみた。ACCとは、ご存じのとおり、アクセル操作をせずに設定速度で巡航できるほか、車間距離を自動で保ちながら前車を追従する機能だ。アコードの場合は、従来の「ホンダセンシング」を搭載した先代モデルにも採用した渋滞追従機能もついており、渋滞などで前車が停止すると自車も停止。前車が再び発進すると、ドライバーの操作で追従を再開する機能も有している。
ちなみに、新型アコードが採用する安全運転支援システムのホンダセンシング360は、フロントセンサーカメラを進化させ、有効水平画角を従来の約90度から約100度へ拡大。また、フロントと各コーナーに計5台のミリ波レーダーを装備したほか、リアコーナーレーダーが行う後ろ側方の検知範囲も、従来の25mから90mに伸ばすなどで、360度センシングを実現する。これら進化により、新しく「前方交差車両警報」、「車線変更時衝突抑制機能」、「車線変更支援機能」といった3機能を追加。ACCも改良されるなどのアップデートが図られている。
なお、前方交差車両警報は、一般道の交差点などで停車状態から発進する際などに、左右前方から接近する交差車両の情報を通知する機能。また、車線変更時衝突抑制機能は、車線変更をする際、後方から接近する隣車線の車両との衝突回避を支援する機能だ。さらに車線変更支援機能は、高速道路などで渋滞追従機能付きACCと車線維持支援システム「LKAS」の作動中に、一定の条件を満たした状態でドライバーがウインカー操作をすると、システムが車線変更に伴うハンドル操作を支援する機能となっている。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら