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大阪万博が現場の足かせ「関西ゼネコン」の嘆き節 「関西特有の事情」が建設工事の需給逼迫要因に

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「大阪万博があるため、下請け会社や職人の多くを奪われてしまう」。関西のゼネコンからはそんな嘆きの声が聞こえる。

「中之島五丁目地区」開発の様子。オフィスや商業施設、ホテルなどが建設される(記者撮影)

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「大阪・関西万博に関連するプロジェクトが、ようけ(たくさん)あって、どうしても人手を取られる」。関西を地盤とする老舗ゼネコンの幹部はため息を漏らす。

関西ではこの先、数多くの大規模プロジェクトが控えている。大阪駅前の「うめきた2期地区」開発(大阪市、2028年3月全体竣工)、「中之島五丁目地区」(大阪市、2026年春完成)といった大型再開発が目白押し。大阪都心部を南北に縦貫する「なにわ筋線」(2031年春開業)などのインフラ整備も進む。

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