コロナ禍を経てオフィスのテナント争奪戦が激化する一方で、大都市での再開発による大量供給はとどまるところを知らない。大阪エリアの不動産・オフィスの最前線を追った。

うめきた2期地区開発プロジェクト「グラングリーン大阪」は、一部の施設が2024年夏に先行開業する。かつては貨物ヤードとして使用されていた人気の少ないエリアだった(編集部撮影)
「募集賃料は坪あたり3万8000円か。まあまあ、そんなもんやな」。大阪のあるデベロッパー関係者はつぶやいた。
大阪市では、オフィスビルの開業ラッシュを迎えている。調査会社・ザイマックス不動産総合研究所によると、大阪市の2022年のオフィス新規供給量(賃貸面積)は、ここ10年で2番目に多い5.1万坪だった。超大型ビルが相次いで竣工する2024年は9万坪計画と、過去最大級の供給量となる。
梅田エリアに熱視線
とくにJR大阪駅周辺の「梅田エリア」では、注目の大型ビルが続々と誕生する。
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