大型の入札案件が水面下で動き出したが、売買不成立を懸念する声も。
大型ビルの入札案件が、久しぶりに動き出した。
2023年9月ごろ、外資ファンドのGIC(旧称:シンガポール政府投資公社)は、大型オフィスビル「汐留シティセンター」(東京都港区、延べ床面積約6.3万坪)の売却に向けて始動した。
汐留シティセンターはJR「新橋」駅から徒歩3分の好立地にあり、オフィスフロアにはANAホールディングスなどが入居している。同ビルは三井不動産とGIC子会社が共同開発し、03年1月に竣工した。現在も三井不動産がビルの一部持ち分を保有し、同社グループ会社が物件管理やテナントリーシングなどを担っている。
高すぎる売却希望額
GICは、24年3月までの汐留シティセンター売却完了を目指す。ところが、業界関係者からは「売買が成立しない懸念がある」という声が上がる。

![週刊東洋経済 2023年11/25特大号(不動産・オフィス 大余剰)[雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/51BTWvJV0TL._SL500_.jpg)


















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