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ハウスメーカー&ゼネコン、発注手法の決定的な差 両者を共に知る経営者が語る違いとDXの効果

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大和ハウス工業の村田誉之副社長が語る。

大和ハウス工業 副社長 村田誉之氏
村田誉之(むらた・よしゆき)/1954年生まれ。77年東京大学工学部卒業。2015年に大成建設社長、20年に副会長。21年6月から大和ハウス工業 副社長(撮影:今井康一)

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変革の意識が乏しく、昔ながらの慣習が数多く残る「レガシー産業」の建設業界に、時間外労働の上限規制の適用という「2024年問題」が襲いかかる。

『週刊東洋経済』3月30日号の特集は「ゼネコン下剋上」。変革ののろしが上がる。

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当社はハウスメーカー出身だが、ゼネコンもデベロッパーもやっていて、受注者、発注者両方の気持ちがわかる。

工事受注は相対契約が多く、お金(安値)と(短い)工期で他社と競争して取ってくることがほとんどない。ゼネコンに発注する場合も「4週8休」が前提で、4週8休の実施率は全工事の9割程度になっている。

(大成建設から)大和ハウスに移ってびっくりしたが、協力会社に手間賃(労務費)を払う際、巾木(はばき)の何メートルいくらまで単価が決まっている。この工事には何人で何時間かかるからいくら、と単価が明示される。それに対して「これではできない」と協力会社から意見も来る。

ゼネコンではここまで細かく明示していない。

「2024年問題」対策のカギ

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