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インフロニア、日本風力開発「大型買収」の全内幕 買収コンペで名だたる大企業に競り勝った理由

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前社長は衆院議員への贈賄罪で在宅起訴。日本風力開発のガバナンスを立て直せるのか。

東洋経済の単独インタビューに応じるインフロニアHDの岐部一誠社長。日本風力開発の買収について「安く買えたと思っている」と語った(撮影:梅谷秀司)

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建設業界の「異端児」が、大胆な一手を打った。

老舗ゼネコンの前田建設工業を傘下にもつインフロニア・ホールディングスは12月12日、日本風力開発を買収すると発表した。同日付で株式譲渡契約を締結し、2024年1月下旬の譲渡実行を予定する。アメリカの投資ファンドのベインキャピタルから、日本風力開発の全株式を取得する。

株式取得額は2000億円を超える。これはインフロニアの時価総額のおよそ半分、日本風力開発の純資産の約9倍に当たる。まさに大型ディールだが、東洋経済の単独インタビューに応じたインフロニアの岐部一誠社長は、「私は安く買えたと思っている」と意に介さない。

「買収して本当に大丈夫か」との指摘

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