敗戦から2年。キーマンが明かした「第2ラウンド」落札までのすべて。

実力をつけた「2つの買収」
――まず、秋田の落札について受け止めを教えてください。
秋田は第1ラウンドから非常に注力していた地域で、ここで何とか事業を実現できないかという思いをずっともっていた。
第1ラウンドはああいう結果になったので残念だったが、今回事業者に選ばれてうれしいと同時に身の引き締まる思いだ。あの洋上風力はJERAがつくったんだと孫の代まで言われる。恥ずかしくないものに仕上げなければならない。
――第1ラウンドでは三菱商事が3海域を総取りし、JERAは2海域で敗退しました。2年前の結果をどのように総括して第2ラウンドに臨んだのでしょうか。
第1ラウンドの後、洋上風力事業者としての実力をつけなければならないということを痛感した。三菱商事はヨーロッパに(洋上風力事業で実績を持つ)エネコという事業会社を抱えており、実力もあった。
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