もうすぐ発表「アカデミー作品賞」候補を一挙解説 『オッペンハイマー』など、注目作がそろう

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そして最後は『サイドウェイ』のアレクサンダー・ペイン監督とポール・ジアマッティが再タッグを果たした『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』に注目したい。また、ふたりを温かく包み込む学校の料理長メアリーを演じたダヴァイン・ジョイ・ランドルフの評判も高く、助演女優賞の有力候補の筆頭と言われている。

人と関わることが苦手で嫌われ者の教師が、クラスで浮いている生徒とクリスマス休暇を一緒に過ごすこととなり、やがて自分を見つけ出していく珠玉の物語。第81回ゴールデン・グローブ賞ではポール・ジアマッティが主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。『オッペンハイマー』のキリアン・マーフィ、『マエストロ: その音楽と愛と』のブラッドリー・クーパーなどと並び、主演男優賞のゆくえにも注目したい。

ノミネート作品も傑作ぞろい

アカデミー賞の話題となると、どうしても受賞した作品に注目が集まりがちだが、実はノミネート作品も傑作ぞろいであり、実際に今年もすばらしい映画が集まった。

それはある意味、ハリウッドの目利きたちが推薦する“オススメ映画10選”という言い方もできる。「今度、何の映画を観ようかな」と悩んだときには、アカデミー賞のノミネート作品にも注目してみてはいかがだろうか?

壬生 智裕 映画ライター

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みぶ ともひろ / Tomohiro Mibu

福岡県生まれ、東京育ちの映画ライター。映像制作会社で映画、Vシネマ、CMなどの撮影現場に従事したのち、フリーランスの映画ライターに転向。近年は年間400本以上のイベント、インタビュー取材などに駆け回る毎日で、とくに国内映画祭、映画館などがライフワーク。ライターのほかに編集者としても活動しており、映画祭パンフレット、3D撮影現場のヒアリング本、フィルムアーカイブなどの書籍も手がける。

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